重ね煮って、思ってたよりずっと気楽でした

見にきてくださって、ありがとうございます!

今回は、私が暮らしの中でずっと使っている「重ね煮」のことを、ゆるっと紹介したいと思います。

重ね煮って、なに?


「重ね煮って聞いたことあるけど、実際なに?」という方のために、まずはざっくり説明を。

簡単に言うと、野菜を層にして鍋に重ねて火にかけるだけの調理法のこと。
少ない水と調味料でも、食材のうまみが引き出されて、じんわり美味しくなるというのが特徴。

陰陽(いんよう)の考え方をもとに、
“陰性の野菜は上、陽性は下”の順で重ねることで、素材の力が調和するとも言われています。

……と、ここまで読むと、なんだか「意識高そう?って思うかもしれません(笑)

私も最初はそうでした


「ちょっと難しそう…」
「健康に気をつけてる人がやるやつでしょ?」

最初にそう思ってたのは、実は私も同じです。

でもやってみたら、想像よりずっと簡単で。
むしろズボラ向きなのでは…?とすら感じたほどでした。

使ってるうちに気づいたこと


最初はよくわからず始めたけど、やってるうちに「これ、2通りの使い方あるな」って気づいたんです。

パターン①:そのまま料理になるタイプ

たとえば、重ね煮豚汁やカレーなど。
切って重ねて火にかけるだけで、1品料理として完成する使い方です。

切って重ねて煮るだけで、炒める工程もなし。
放っておけば、ちゃんと美味しく仕上がってるという安心感。

パターン②:重ね煮ストック(=かさスト)にしておくタイプ

こちらは、アレンジして使うためのベースとなるもの。
野菜を重ねて火を通しておけば、炒め物や和え物、汁物やおかずのかさ増しなど、使い回しがきく万能ストックに。

このかさストがあると、「何作ろうかな」ってときにもメニューが思いつきやすくなるし、とりあえずこれを入れとけば味もなんかうまくまとまる。
レシピなしで、ノリと雰囲気で作っても、ちゃんと作った感が出るのがありがたすぎて…。

料理のハードルがぐっと下がったのはもちろんだけど、頼れる相棒 が冷蔵庫にいる感じで、安心感すらあります。

ちゃんとやらなくても、ちゃんとおいしかった


朝から一日予定が立て込んで
「今日はもう、スーパーのお惣菜で済ませよう…」って気持ちになってた夕方。

でもふと、
「あれ?冷凍してあった重ね煮、あったよな?」って思い出して。

ストックしてあった重ね煮をお米と調味料と一緒に炊飯器に入れて、スイッチをぽち。


出来上がったのは、旨みのあるちゃんとおいしい炒飯でした。

それに冷凍餃子を焼いて添えただけの、いわゆる 手抜きメニューだったんだけど…

偏食の娘が、おかわりまでするほどの爆食い。

「え、これで満足してくれるの?」って思ったら、なんか拍子抜けして。

今まで私が頑張って作ってたのって、ただの自己満だったのかもしれないな〜と思ったら、
なんか急にラクになりました。

これでいいや、が増えるとラクになる。


以前は、「ちゃんと作らなきゃ」「品数足りてないかも」とか、
よくわからないプレッシャーに勝手に追われてたような気がします。

でも、重ね煮を取り入れてからは、
「これくらいでいっか」って思える日が、ちょっとずつ増えてきて。

重ね煮にするとそれなりに整って見えるし、何より味がちゃんと美味しい。

なのに、そんなにがんばってない。

こういう なんとかなる感 が、暮らしを支えてくれてる気がします。

毎日じゃなくていいし、全部じゃなくていい


重ね煮だけで暮らしを回そうとか、
「重ね煮しか勝たん!」って言いたいわけじゃなくて。

でも、冷蔵庫にある食材が、切って、重ねて、火にかけるだけで即戦力になってくれるって、すごく心強い。

がんばりすぎてた料理が、ちょっとだけ気楽になった。

私にとって、重ね煮はそんな存在です。


次回は、そんな重ね煮を実際に使ってみて「これって意外と…すごくない?」と思った
魅力やアレンジについて、もう少し深掘りしていこうと思います。

よかったらまた、ふらっとのぞいてみてください◎