スマホを置いて見えたこと。


見にきてくれてありがとうございます!

今日は料理以外の話。(日常の小話です)

以前にも書いたのだけど、少し前からスマホを見る頻度をちょっと減らすようにしていて。

理由の一つは、4月から年長さんになった娘は、最近の成長が目まぐるしくて、昨日までできなかったことが突然できるようになってたりする。そんな貴重なタイミングを見逃したら後悔するんじゃ?とふと思ったから。

「減らす」と言っても、がっつりやめるわけじゃなくて、ただ、無意識で手に取る回数を少しだけ意識してみる。みたいな感じ。

本当にそれだけのほんのちょっとの変化。

でもその「ちょっと」が、自分にとっては案外大きかった…!

自分の行動を少し変えてみたら、日常のなかで起きた小さな変化と小さくない気づきがありました。

今回はその記録です。

娘よりスマホを見てた話


私がインスタを始めたのは、娘が2歳の時。
自宅保育中になんとなく始めたインスタにのめり込み、まさか仕事につながるなんて思ってもなくて。
時間の使い方も、気持ちの切り替え方もよくわからないまま、ここまで来てしまいました。

仕事とプライベートの境界線がなくなり、ふと気づけば子どもよりスマホの画面を見てる時間の方が長いことがザラになり…

リサーチに動画編集、投稿の準備、さらにはインスタ経由でいただいたお仕事。

これらをこなすために、常にスマホが手元にある生活。スマホはもはや私の体と一体化していたと言ってもいいぐらい。

そんなある日、ふと娘がポツリと一言。

「おかあさん、いっつもスマホ!こっち見て!」

ドキッ。いやいや、そんなこと…、

あるな。



それで「これはマズいかも…。スマホを使う時間を減らしてみよう!」と決意。

でも、いきなりゼロにするのは現実的ではないので、まずは手に取る回数を減らすことに。

…が、これが思った以上に難しい。ふと気づけば、スマホを手にしてて。

「あれ?今なんで開いたんだっけ?」と自分でも謎。手持ち無沙汰になると、条件反射でスマホをさわってる自分に気づき。

まさか自分がこんなにスマホ中毒だったとは…

発言がカオスすぎる5歳児


スマホから距離をとろうと決めてから数日。早くもひとつ発見が。

それは「うちの子、こんなにおしゃべりだったっけ?」ってこと。

まーーーーー、これでもかってくらい喋る喋る。むしろよく息続くな…とちょっと感心するレベル。

しかも内容が、斜め上すぎてついていけない。


(娘)「〇〇(自分の名前)が1年生になったら、4月ってなに?」

(私)「…なにが?、、」


はたまた、


(娘)「にんじんと一緒ってこと?」

(私)「一緒…(なのか!?)」










主語プリーズ。



さらに突然、

「なんで、骨がここにあるの?」

「なんで、大腸っていうの?」

いや、なんでって聞かれても…。もうちょっとライトな話題ないのか?


娘の発言の自由さに、話についていくのに必死になりつつも、笑ってしまうことが増えた。

そんなある日、娘が満面の笑みで「おかあさん!アイス屋さんごっこしよ!」と誘ってきた。

きた、ごっこ遊び。

娘のごっこ遊びは長いことで有名。今まではスマホ片手に「うんうん」と適当に相槌を打ちながら、なんとか乗り切ってきたけど、さすがに今回はスマホに頼れない。

これはいい機会 と自分に言い聞かせ、半ば震えながら覚悟を決めて全力でつき合ってみることに。

娘はすでに店員モード全開。

ところが、ここから予想外の展開が待ち受けていた…

令和のごっこ遊び、リアルすぎ。


娘が使っているのは、最近のお気に入りのおもちゃでアイスのパーツを組み替えていろんな種類を作れる本格的なセット。水やお湯を使うと温度で色が変わるギミック付きで、いかにも子どもが好きそうなやつ。

しかも、サーティワンのアイスがそのままおもちゃになったようなリアル感がさらに娘の心をガッチリつかんで離さない。


最初は娘が店員さんで、私はお客さん役。

「ポイントカードありますか?」

「お支払いはスマホですか?」


…( ゚д゚)ハッ! キタ──(゚∀゚)──!!


おままごとにもキャッシュレス決済の波がきていると噂には聞いてたけど、まさかわが子からも聞くことになるとは。

リアルすぎるやりとり。令和っ子すぎる。

今だに現金主義を頑なに貫く、昭和に取り残された夫よりもよっぽど現代に適応している…!

思わず、「どこで覚えたの?」と聞いたら、

「おかあさん、いつもスーパーでやってるじゃん!」


子どもの観察力恐るべし…!


そして一番驚いたのが、

ふと娘がちょっと考え込むように、おもちゃのアイスをじっと見つめた後、私の顔をちらっ…

そして小さな声で「お水…」と言いかけて、また少し考えてから、「今日は使わない日にする!」

そんな娘にどこか不自然さを感じて「なんで?」と聞くと、

「お片付け大変でしょ?」


え…? まさか遠慮してる?

あ、私の「片付けめんどくさい」オーラ、伝わってたとか…?

完全に見抜かれてる。子ども、鋭すぎる。

いつの間にか、親のちょっとした空気まで感じ取った上に遠慮までするようになってたとは。

「いいよ!今日はお水使おう!」

そう言ったら、娘の顔がパッと明るくなり、嬉しそうに準備を始めた矢先、水の入ったコップにつまづき…

大きなため息が出そうになるのをなんとか堪えて、「やっぱりやめとけばよかった…」と床を拭きながら激しく後悔しました。

30回目の「いらっしゃいませ」


と思ったら、これはまだ序章にすぎなかった…!


「次はおかあさんが店員さんね!」
ハイペースで店員役とお客さん役を交代し続けるのが娘のスタイル。


「いらっしゃいませ〜」

「今日のおすすめはポッピングシャワーと抹茶です!」

「カップとコーンどっちにしますか?」

「145円です」

今どき145円は安すぎじゃない?
(と思って勝手に変えたら怒られた)

「ポイントカードはお持ちですか?」

「ピッ」(スマホ決済の音)

「ありがとうございましたー!」


この無限ループ。

子どもってなんで飽きないんだろ?うちだけ…?

しかも台本通りじゃないと怒られる。自由度ゼロ。


30回ぐらいやったところで、引きつった表情がバレないように「そ…そろそろ終わりにしない?」と言うと

「え〜!まだやる!!」


…ちーん。

母のHPはゼロに…

「ま、娘が満足そうだからいっか。今日の私、よく頑張った」
そう思いながらベッドに倒れこもうとすると、

「トイレいっしょにいこ〜」
「えほん、3こよむよ〜」

……5歳児の体力、どこまでも底なし。

もちろん一緒に過ごす時間は大切で、頼ってくれるのも嬉しい。
でも、正直「またか…」って思っちゃうときもあって。

頭では 今だけ ってわかってるけど、体力は正直すぎて。
これって若いママならなんてことないのか、私の体力がなさすぎるのか…。

それとも全ママ共通の試練なのか…

きっと「おかあさん、もういいよ」って言われたときには寂しくなるんだろうな〜と思いながら、
まだまだ終わりが見えないこの エンドレスごっこ遊びに、体力がもつ限り付き合ってみようかなと。
(※交代要員探してます)

疲れすぎてよくわかんなくなるけど、後で振り返ったらきっと大切な思い出になってる……はず。

そう思いながら、今日もやりきったことにして寝ます。