見にきてくださって、ありがとうございます。
今回は、以前ちょこっと触れた「重ね煮ストック(通称:かさスト)」のことを、ちゃんとまとめておこうと思います。
料理する気力がゼロの日の、心の支え
割とよく訪れる「今日はご飯作りたくない…」って思う日。
特に、料理代行の仕事でよそのおうちのご飯を何品も作ってきた日は、 もう自宅のキッチンには立ちたくない…ってなる。
冷蔵庫に食材はあるけど、ゼロから作る気力はゼロ。 そんなとき、私を救ってくれるのが「かさスト」です。
切って、重ねて、火を通しておくだけ。 それだけで作れるストックだけど、これがあると「なんとかなるか」という安心感が手に入る。
ごはんの支度って、やる気があるかどうかより、流れに乗れるかどうかが大きい気がしていて。
そのきっかけとして、かさストはすごくちょうどいい存在になってくれてます。
いちばん出番が多い、基本の組み合わせ
わが家で一番ヘビロテしてるのが、 玉ねぎ・にんじん・しめじの組み合わせ。
どんな料理にも合わせやすく、野菜の甘みや旨みがしっかり出て、 水分も出やすいので失敗しにくい組み合わせです。
シンプルで使いまわしやすく、アレンジの幅も無限大∞

作り方
重ね煮の本を見ると、「基本のやり方」みたいなのがあるんですが、 私はそれだと続かないなと思ったので、ちょっとだけ自己流にしています。
それでもちゃんと美味しく仕上がってくれるから、 重ね煮って本当に懐が深いなあ…と日々感じています。
気になる方は、正式なやり方もぜひ調べてみてくださいね(私もたまに見返してます)。
切り方
玉ねぎ:2〜3㎜スライス

にんじん :千切り(太さはお好みで)

しめじ :石づきを落としてバラす

重ね方
- 鍋の下から、しめじ → 玉ねぎ → にんじん の順番で重ねる。
- 一番下と上に塩をひとつまみふる。( 味付けではなく、野菜の水分を引き出すため )
火にかける
- フタをして、弱火で加熱
- にんじんが柔らかくなって、いい香りがしてきたら完成
保存方法と作りおきのコツ
できあがったかさストは、野菜ごとに分けて保存しておくと便利。 (まとめて保存してもOKだけど、分けた方が後々アレンジがしやすいです◎)
まずは、3回分くらいを目安に仕込むのがおすすめ。
張り切って大量に作ると持て余すし、少なすぎるとすぐなくなる。 うちでも「使おうと思ったのに…ない…!」となったことが何度かありました。
作る量の目安
- 家族人数 × 3食分くらい
- 冷蔵保存は5日程度(冷凍も可)
- 冷凍するなら面倒でも1食分ずつに分けておくのがベター
※ひとまとめに冷凍すると、カチコチのかさストをシンクの角でガンガン割る羽目になり、そのうち自分が何をしてるのかわからなくなる……という事態に陥ります(経験者談)

家にある鍋で、大丈夫
「どんな鍋がいいですか?」ってめちゃめちゃ聞かれるのですが、
結論 → 深さがあってフタができれば、大体なんでもOK。
ただ、薄手の鍋は焦げやすくてメンタルやられそうなので要注意。それ以外なら、家にある鍋で大丈夫です◎
私も最初はフライパンで無理やり作ってました。(具材ギュウギュウで溢れそうになりながら)

でもさすがにこれだとやりにくくてて、これは続けらない…となって結局、家にあった味噌汁用の鍋でしばらくやってました。
最近やっと 専用 にひとつ買いましたが、それまではずっと あるものでなんとか やってきた感じ。
「いい道具がないとできないかも…」と不安に思っていたら、 まずは身近にある鍋で気楽に試してみてください。
すでにホーロー鍋や無水鍋があるなら、ぜひそちらで。
まとめ
重ね煮って、最初はちょっと 特別なもの に感じてたけど、 正しくやらなきゃ、と思っていた頃より、自分のペースでゆるく続けてる今の方が、なんだかうまくいってます。
ちゃんと野菜はおいしくなるし、気分に合わせて使いまわせる自由さもありがたい。 「ま、これでいっか」と思えるゆるさも含めて、かさストの魅力なのかもと最近は思ってます。
実際にわが家でどんなふうに使ってるかも、ゆるっとご紹介できたらと。
また見に来てもらえたら嬉しいです!